麻雀の「何切る問題」を、画像を用いて解説します。以下の手牌を例に、初心者から中級者向けに、どの牌を切るべきか、なぜその選択が適切かを説明します。なお、ルールは日本式リーチ麻雀(リーチ麻雀)を前提とします。状況設定や牌の画像は、視覚的にわかりやすくするために具体例を用意しました。

問題:何を切る?
状況
- 局: 東1局、0本場(ゲーム開始直後)
- 自分の席: 南家(ディーラーではない)
- 巡目: 5巡目(早い段階)
- ドラ表示牌: 🀒(6ピン)
- 点数状況: 全員25000点(初期状態)
- 他家の動き: 特にリーチや鳴きなし
- 目標: できるだけ早くテンパイ(聴牌)を目指し、できれば高打点を狙いたい
手牌
以下が現在の手牌です(13枚):
🀇🀈🀉 | 🀑🀒🀓 | 🀗🀗 | 🀚🀛 | 🀝🀝 | 🀟
- 萬子: 123萬
- 筒子: 456筒
- 索子: 55索、78索
- 字牌: 南南、白
- ツモ牌: 🀟(白)
画像例(手牌のイメージ): 手牌例
選択肢と解説
この手牌で、どの牌を切るのが最適か考えます。リーチ麻雀では、「牌効率」(テンパイに早く近づくための牌の選び方)と「打点」(アガった時の点数)を考慮します。以下、主要な選択肢を分析します。
1. 🀟(白)を切る
- 理由:
- 白は字牌で、現在の手牌では単独(ターツになっていない)。字牌はポンやカンで使う場合を除き、序盤では孤立牌として切りやすい。
- 手牌にはすでに南南(対子)があり、役牌として使える可能性が高い。白を2枚持つより、南を活かした方が打点(役牌のポンで2翻)が期待できる。
- 123萬、456筒、78索といった数牌のターツ(連子や対子)が豊富で、雀頭(頭)も55索で確保済み。白を切ってもテンパイへの形は崩れない。
- 結果:
- シャンテン数(テンパイまでの必要牌数)は1シャンテン(1枚でテンパイ)。
- 例: 🀊(4萬)や🀔(7筒)を引けば、リャンメン(両面)待ちのテンパイに。
- ドラ(6筒)が456筒に絡んでいるため、ドラを活かしやすい。
- メリット:
- 牌効率が高く、テンパイが早い。
- 南をポンすれば役が確定し、打点も上がる。
- デメリット:
- 白を切ると、白でのポンや対子でのテンパイの可能性がなくなる(ただし、白は場に出にくい牌なので影響は小さい)。
2. 🀝(南)を切る
- 理由:
- 南は対子だが、役牌としてのポンを狙う場合、場に南が出る必要がある。5巡目ではまだ他家の捨て牌状況が不明で、ポンの可能性が低い。
- 白白の対子を残し、白でポンや対子テンパイを狙う戦略も考えられる。
- 結果:
- シャンテン数は1シャンテンのまま。
- ただし、白は南より場に出にくい(他家が持ちにくい)ため、ポンやテンパイのチャンスが減る。
- メリット:
- 白を残すことで、別の役牌戦略が可能。
- デメリット:
- 南は役牌として使いやすく、場に出やすい(特に東場では東や南が他家の風牌として出る可能性が高い)。南を切ると打点が下がる。
- ドラを活かした数牌の形を維持する上で、南を切るメリットが少ない。
3. 🀚(7索)を切る
- 理由:
- 78索はリャンメンターツ(6索や9索で完成)だが、萬子(123)や筒子(456)のターツに比べ、端に近い牌(7索、8索)は待ちが悪くなる可能性がある。
- 55索の雀頭と南南の役牌を活かし、数牌中心の形でテンパイを目指す。
- 結果:
- シャンテン数が2シャンテンに後退(ターツが1つ減る)。
- テンパイまでの速度が落ち、ドラ(6筒)を活かしにくくなる。
- メリット:
- 手牌を萬子と筒子に絞ることで、特定のスート(種類)に寄せた戦略が可能。
- デメリット:
- 序盤でターツを減らすのは非効率。リャンメンターツ(78索)は受け入れが広く、切る優先度が低い。
- テンパイが遅れ、競争力が落ちる。
4. 🀑(4筒)を切る
- 理由:
- 456筒はドラを含む強力なターツだが、4筒を切ると56筒のシャンポン(双ポン)待ちになり、待ちが狭くなる。
- 萬子や索子のターツを優先する戦略も考えられる。
- 結果:
- シャンテン数は2シャンテンに後退。
- ドラを絡めた高打点の可能性が大幅に低下。
- メリット:
- 萬子や索子に寄せた戦略を強化。
- デメリット:
- ドラ(6筒)を活かせなくなり、打点が大幅に下がる。
- テンパイ速度も落ち、非効率。
最適な選択
🀟(白)を切るのが最適です。
- 理由:
- 牌効率が最も高く、1シャンテンを維持しながらテンパイに早く到達可能。
- ドラ(6筒)を活かした高打点の可能性を保持。
- 南南の役牌を残し、ポンで役を確定させやすい。
- 白は孤立牌で、序盤では他家がポンする可能性が低く、安全性も高い。
- 次の展開:
- 🀊(4萬)や🀔(7筒)を引けば、リャンメン待ちのテンパイに。
- 南が場に出ればポンして役を確定し、リーチやホンイツ(混一色)も視野に。
- 例: テンパイ形(🀊を引いた場合):
🀇🀈🀉🀊 | 🀑🀒🀓 | 🀗🀗 | 🀚🀛 | 🀝🀝
待ち: 5萬-8萬(リャンメン)、ドラ1、役牌ポンで高打点。
画像例(白を切った後の手牌): 白を切った手牌
初心者向けポイント
- 牌効率の基本:
- 孤立した字牌(特に役牌でないもの)は序盤で切るのが基本。
- リャンメンターツ(例: 78索、23萬)は受け入れが広く、優先して残す。
- ドラや役牌は打点を上げるので、できるだけ活かす。
- シャンテン数を意識:
- シャンテン数=テンパイまでの必要牌数。1シャンテンを維持するのが理想。
- ターツを減らす(例: 7索を切る)とシャンテンが増え、テンパイが遠ざかる。
- 安全性を考慮:
- 5巡目では他家の手牌がわからないが、字牌(白)は序盤では比較的安全。
中級者向けポイント
- 打点と速度のバランス:
- この手牌はドラ(6筒)と役牌(南)があるため、リーチ+ドラ1+役牌で満貫(8000点)以上を狙える。白を切って速度を優先しつつ打点を維持。
- 南をポンした場合、ホンイツやトイトイ(対々和)への展開も視野に。
- 他家の捨て牌を観察:
- 5巡目では情報が少ないが、他家が萬子や筒子を多く切っている場合、それらのスートに寄せる戦略も有効。
- フリテンのリスク:
- 白を切ることでフリテン(振聴)のリスクはほぼない。数牌を切る場合(例: 7索)、後の待ちでフリテンになる可能性を考慮。
練習問題
以下の手牌で、どの牌を切るか考えてみてください。状況は同じ(東1局、5巡目、ドラ🀒、南家)。
🀇🀈🀉 | 🀑🀒 | 🀙🀚🀛 | 🀝🀝 | 🀟🀟
- ヒント:
- ドラ(6筒)が絡むターツをどう活かす?
- 役牌(南、白)はどちらを優先?
- シャンテン数を計算して、テンパイに近い形は?
回答例(簡易):
- 🀟(白)を切る。理由: 孤立牌でシャンテン数を維持。南を役牌として残し、ドラを活かす。
画像例(練習問題の手牌): 練習問題手牌
参考情報
- 牌効率の学習:
- 牌効率については、NPMahjongの記事などで詳しく解説されています。初心者は「シャンテン数」と「ターツの受け入れ」を意識すると上達が早い。
- 何切る問題の練習:
- Redditのr/MahjongやXの投稿(例: @do_miki_npmの何切る質問)で、実際のプレイヤーの議論を参考にできます。
- 日本の「麻雀何切るチャンネル」(YouTube)も、視覚的な問題集としておすすめ。
- 画像の補足:
- 実際の牌画像は著作権や利用規約の問題でここではプレースホルダー画像を使用しました。実牌の画像を見たい場合は、Mahjong Picture Guideなどのサイトで牌のデザインを確認できます。
補足
- カスタマイズの要望:
- 特定のルール(例: MCRやアメリカ麻雀)や状況(例: 終盤、リーチ宣言後)を指定したい場合、教えてください。
- 画像をより詳細に(例: 捨て牌や他家の状況を追加)してほしい場合も対応可能です。
- 練習の継続:
- 何切る問題は、牌効率や戦略を磨くのに最適。定期的に問題を解くなら、オンライン麻雀ゲーム(例: 雀魂、テンソー)での実戦と組み合わせると効果的。
何か特定の点(例: 別の手牌、特定の戦略)を深掘りしたい場合や、追加の問題が欲しい場合は、気軽に教えてください!
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