
レジスタンスラインやサポートラインを計算する際、一般的にはピボットポイントや関連するテクニカル指標(例: フィボナッチリトレースメント、移動平均線など)を使用します。ピボットポイントの標準的な計算方法では、前日の高値(H)、安値(L)、**終値(C)**が主に使用され、**始値(O)**は通常必要ありません。
ピボットポイントの計算例
ピボットポイント(P)は以下の式で計算されます:
P = (H + L + C) / 3
レジスタンスライン(R1, R2など)やサポートライン(S1, S2など)は、ピボットポイントを基に以下の式で求められます:
- R1 = (2 × P) – L
- S1 = (2 × P) – H
- R2 = P + (H – L)
- S2 = P – (H – L)
これらの計算には始値は含まれません。
始値が必要なケース
始値が考慮される場合もありますが、それは特定のトレード戦略やカスタム指標に依存します。たとえば:
- ギャップトレード戦略:始値が前日の終値から大きく乖離している場合、ギャップを基にしたサポートやレジスタンスの分析に始値が使われることがあります。
- 特定のインジケーター:一部のトレーダーは、始値を含むカスタム計算(例: OHLCの平均値など)で独自のラインを設定することがあります。
- キャンドルスティックパターン:始値は、特定のローソク足パターン(例: 包み足やハラミ足)の分析で重要ですが、これはレジスタンスやサポートの計算そのものとは直接関係しません。
結論
標準的なレジスタンスライン・サポートラインの計算(ピボットポイントなど)では、始値は必要ありません。前日の高値(H)、安値(L)、終値(C)で十分です。ただし、特定の戦略やカスタム指標を使う場合、始値が役立つこともあります。もし特定の計算方法や戦略を念頭に置いている場合、詳細を教えていただければさらに解析の余地はありそうです!
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